皆さんは、人生でいちばんの”名機”ってあります?
ボクはあります。
今でも思い出すと、ちょっと打ちたくなるくらいの台。
「あの台は本当に良かった」
「もう一度打ちたいな…」
そんなふうに、ふと思い出す台がひとつくらいはあると思います。
ボクが挙げるとしたら、5号機で出た銀座の『リングにかけろ1』(初代)。
この台で、初めて”スロットの本当の楽しさ”を知った気がします。
勝てたから好き、というよりも
相性も、勝率も、ゲーム性も、全部がハマっていた。
ここまで「自分に合ってる」と感じた台は、後にも先にもこれだけ。
気づけば、狂ったように打ってました。
でも――
原作は、知らないんですよね。
作者が車田正美先生で、
『聖闘士星矢』の人っていうのは知ってる。
でも、それだけ。
“あの演出の元ネタ”がどんな物語なのかは、
ちゃんと知らないままでした。
ここまで好きだった台なのに、
その元になってる作品を知らないって、ちょっともったいないなって思ったんですよね。
パチンコやスロットって、
知らない作品との”入口”にはなるけど、
そこから先に進まないことって結構多い。
ボクもまさにそれで、
『リングにかけろ』は”台として好きな作品”で止まってました。
だから今回は、
「あの頃ハマってた台の元ネタ、ちゃんと見てみるか」
くらいの軽い気持ちで、
『リングにかけろ』を見てみることに。
……で、結論から言うと。
完全にナメてました。
正直、「昔の作品でしょ?」くらいに思ってました。
■思っていたのと全然違った”熱さ”
まず最初に思ったのが、
「これ、本当にボクシング漫画か?」ということ。
いい意味で。
試合はちゃんとボクシングなんだけど、
出てくるものがもう別物なんですよね。
ブーメランフック。
ギャラクティカマグナム。
もう名前の時点でおかしい。
「いや、それどうなってるの?」ってツッコミたくなるんだけど、
見てるうちにそんなのどうでもよくなる。
というか、
全員が本気でやってるから、成立してしまう。
これがすごい。
■今の作品とは違う”勢いの面白さ”
今の作品に慣れていると、
「え、そこまでやる?」となる場面も正直多い。
でも――
熱くて、ちゃんと面白い。
理屈じゃなくて、勢いで引き込まれる感じ。
気づいたら「次どうなるんだ?」と普通に続きが気になっている。
とにかく勢いで押し切る。
ライバルはどんどん強くなる。
さっきまでの常識が通用しない。
この感じが、クセになる。
■ライバルを知ると一気に面白くなる
竜児のライバルたちには、それぞれ戦う理由がある。
スロットでは「強いライバル」としか認識していなかったけど、
ちゃんと見ると背景が全然違う。
御曹司として育った天才、
父の無茶な特訓で右腕を壊した剣道家、
出生の秘密を背負った男、
ただのケンカ好きから這い上がってきた男…。
みんな、全然違う場所からリングに立っている。
だから試合も、ただ勝つか負けるかだけじゃない。
キャラを知れば知るほど、対決が熱くなる。
■菊姉の印象が変わった
そして個人的に意外だったのが、菊姉。
スロットでは竜児を支えるお姉ちゃんという印象が強かったけど、
実際はボクシングの天才で、気弱な弟を半ば強引に鍛え上げるほど強気。
支えているというより、引っ張っている。
このギャップが、またいい。
■”演出”の意味がやっと分かった
雷を殴ったり、
刃のついた扇風機でジャブしたり。
とにかく熱血すぎる特訓。
でも見ていくうちに分かってくるんですよね。
あれが、ただの”やりすぎな演出”じゃなかったことが。
むしろ、
あのくらい振り切っているからこそ、
この作品の熱さが成立している。
あの必殺技も、あの対決も、
全部にちゃんと意味があった。
■どこで見れる?
『リングにかけろ』は、現在いくつかの動画配信サービスで視聴できます。
(※配信状況は変わる可能性があるので、最新は各サービスで確認してみてください)
■まとめ|知ってるつもりだった作品の本当の姿
今さら見てみて、よかった。
思っていたより、ずっと熱い作品だった。
あの頃は”演出”として楽しんでいたものが、
実はちゃんとした物語の一部だった。
『リングにかけろ』は、まさにそれを感じさせてくれる作品でした。
思い出の台の、その先にあった物語。
また一つ、ちゃんと知ることができました。




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